Southpaw Chop

時代に流されることなく、あくまでオリジナル盤のレコードからのサンプリングとビートメイキングにこだわり続けるベテランDJ/プロデューサー。かつてはDJ KrushやDJ Hondaといった世界的なDJに師事、以降同世代のDev Largeらとハングアウトしながら、前述のDJ Krushのアルバム「覚醒」(1998年)への参加や、Nipps「God Bird」のプロデュースなどを通じて、その職人的な才能を徐々に世に知らしめてきた。ここ10年はレーベル・オーナーとして、Large Pro.、Kool g rap、Diamond D、A.G.といったレジェンドとの共作シングルや、DJ Kocoらのミックス音源のリリースなどを数多く手掛けている。最近では自身名義でのリリースやプロデュース業も活発化、それらの音源をまとめた初の公式アルバム「Leftovers on the Table」をはじめ、前述のDJ KocoとのユニットFunky Soul Brothers、キング・オブ・ディギンことMuroとのユニットDouble Barrelの始動、Groove Merchant音源のオフィシャルリワークなどを手掛ける傍ら、現場でのDJプレイに自ら手掛けたヴァイナルを織り込むスタイルで、イタリア、スイス他ヨーロッパでのギグを成功させるなど、その多岐に渡る活動からはしばらく目が離せそうにない。