ANDRE COLLINSは1970年代後半にDJを開始し、以後40年以上に渡り現役で今も尚プレイし続けている正にDJ’S DJである。1997年から2002年までニューヨークブロンクスのアンダーグラウンド・クラブWAREHOUSEのレジデントDJとして活躍し、当時のプレイは今や伝説となっている。
彼はもう亡くなってしまったLARRY LEVANやLARRY PATTERSON、TEE SCOTT、WALTER GIBBONS等伝説のDJ達を彷彿させる希有な存在だ。
70年代後半、THE LOFT、THE GALLERY、THE PARADISE GARAGEといったクラブが全盛を極めていた頃、当時15歳になったばかりのANDREは、NICKY SIANOがプレイしていたクラブGALLERYに忍び込む。そしてそこで本当の自分、生きる場所を発見。また自らもDJとして活動することを決意する。
80年代に入り、THE TRAXX、THE RED ZONE、THE TUNNELといった当時ニューヨークで最も人気があったクラブでDJプレイを開始し、その人気を決定的なものとする。その後、度重なるトラブルに見舞われ生きる望みすら見つけられない程の苦しい時期を過ごす。意気消沈した彼は自殺行為とも思えるような生活を続けていたという。しかし、死のうとしても死にきれなかった彼は音楽に希望の光を見つけ出し90年代に再び活動を開始。友人である故DAVID COLE (C&C MUSIC FACTORY)と共にBETTER DAYSのレジデントDJとして復活する。
DANNY KRIVITやTIMMY REGISFORDですら一目置く存在であり、その祈りにも似たメッセージは、必ずや多くの人々を突き動かすに違いない。
本物のDJが奏でる音楽がいかに人々の心の奥底迄届くものなのかを必ずや感じさせてくれるパーティーとなるであろう。ANDRE COLLINS、待望の再来日である。