GE-OLOGY

ボルチモア出身、ブルックリン在住のDJ/プロデューサーとして世界中を駆け回る彼のキャリアは11歳でDJを始めた1980年半ばに遡る。
若き日の1993年には故郷ボルチモアのハウス・レジェンドBasement Boysとのコラボレーションも行い「Those Guys – Good Vibrations (Havin’ Fun)」をリリース。その後Mos Def、De La Soul、Tupac Shakur等と共に活動した90年代のアンダーグラウンド・ヒップホップシーンにおいてもサウンド/ヴィジュアル面に至るまで多彩な才能を発揮してきた。
そして卓越した選曲眼とミックス・スキルでSadar Bahar、Rahaan、Glenn Undergroundといった面々と肩を並べる存在感を放ち、Montreux Jazz Festival、Dekmantel Festival、国内でもRainbow Disco Clubといったビッグパーティにも招聘、また地元ブルックリンでレジデンシーを務めるPublic Recordsでのオールナイトセットも度々披露している。
製作面においても〈Sound Signature〉から発表され多方面で大きな話題となった
「Moon Circuitry」 (2015)を筆頭に〈Secretsundaze〉、〈MCDE〉、〈Local Talk〉、〈Phonica〉といったレーベルからのリミックス製作、中でもPeggy Gou 「Traveling without arriving」(2018)でのリミックスはDerrick Mayもピックアップ、また2023年RDCのレーベル〈Beyond Space And Time〉から「Pursuit Of The Journey」もリリースし、同パーティを象徴する一曲となった。更に間も無く発売となる〈Hot Biscuit Recordings〉からのリエディット集もリリース前から反響を呼んでいる。
音楽、そして人に対して真摯に向き合い謙虚さを忘れない彼の音楽と人間性は世界中のDJ/愛好家/ダンサーから常に注目と信頼を集め続けている。