TIMMY REGISFORD

(SHELTER)

SHELTERは、THE LOFT、THE GALLERY、PARADISE GARAGEやZANZIBARといった伝説的クラブと同様、DJとクラウドがある種の特殊な絆で結ばれた独特の雰囲気、ヴァイブが存在する希有なクラブ/パーティである。1970年代前半から続くニューヨーククラブ史に於いて33年もの間存続し続けているという事実が、いかにこのクラブ/パーティがスペシャルなものであるかということを如実に物語っている。 SHELTERの核となった人物、それはDJであり主宰者であるティミー・レジスフォードだ。彼は1980年代中頃より音楽制作を開始し、ボイド・ジャーヴィスと共に数々のガラージ・クラシックスの名曲を生み出す。やがてニューヨークのラジオ・ステーションWBLS MASTERMIX SHOW でDJとしての人気を確立。他にも、〈MCA〉、〈MOTOWN〉といったメジャー・レーべルのA&Rとして数々の大物アーティストを成功へと導く重要な役割を果たしているのである。1991年のオープン以来、SHELTERはニューヨークディープ・ハウス・シーンを常にリードし続け、シーンがよりハードな音楽性へと傾倒しても尚、一貫してソウルフルでディープな音楽にこだわり普遍的なシェルター・サウンドを確立したのである。 ニューヨークという世界の流行を左右するような大都市で、度重なる危機に瀕しても存続し続け、圧倒的な支持を得て33周年を迎えたことは驚異的といって良い。2000年代には、クエンティン・ハリス、DFA、アダム・リオスといったアーティストの作品を〈RISTRICTED ACCESS〉、〈UN-RISTRICTED ACCESS〉、〈UNDERGROUND ACCESS〉等のレーベルから多数リリースし、大ヒット曲を量産。また、ティミー自身も数々のリミックス作品を手がけ、精力的に活動していることもうれしい限りだ。2006年、初のフル・オリジナル・アルバム「AFRICA IS CALLING」を皮切りに「PLACES AND SPACES IN TIME」、「SUN OVER WATER」、「AT THE CLUB」、「FELA IN THE HOUSE OF SHELTER」、「COVERS」、「BRANDED SHELTER」、「SHELTER 7AM」、「SOURCE OF HOUSE」とほぼ毎年アルバムをリリースし続けている。今年もTIMMYの新たな黒いサウンドで私達を魅了してくれるに違いない。